岐阜大学星を観る会
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こぐま座

由来:カリストの息子アルカス。

見ごろ:春

備考:北極星ポラリス「北のひとつ星」

こぐま座は北極星を尻尾の先に持つ星座です。
このため、北の空の中心を回転していて、一年中見ることができます。

このこぐま座の見つけるには、まず北斗七星を見つけます。そして北斗七星のひしゃくの先の二つの星を結び、それを五倍に伸ばしていくと北極星を見つけることができます。そして北極星からたどっていくと、暗い星ですが残りの星を見つけることができます。こぐま座はひしゃくの形をしているため、北斗七星に対して小びしゃくと呼ばれることもあります。

こぐま座はギリシャ神話ではカリストの息子、アルカスの姿であるとされています。
おおぐま座で紹介した、カリストとゼウスの息子がアルカスです。アルカスは母の血を引いて立派な狩人に成長しました。15才になったある日、アルカスは谷で大きな熊と出会いました。それは熊の姿に変えられてしまったカリストでした。
しかし熊が自分の母だということが分からないアルカスは熊の胸めがけて槍を投げつけようとしました。
それを天上から見ていたゼウスは、危機一髪でアルカスの槍を止めました。そしてアルカスも熊の姿に変え、突風を起こし二匹の熊を天にさらいました。
こうしてカリストはおおぐま座、アルカスはこぐま座になったといいます。



解説文  もか